世界に展開するホテルグループの一つ、InterContinental Hotels Group、通称IHG。
このIHGの会員制度、IHGリワーズクラブについてまとめました。
安心して海外旅行をするためにホテル選びをしている方、子連れ旅行を満喫したい方。
IHGに集約するのはけっこうおすすめです。
目次
IHGのおすすめキャンペーン
IHGではいくつかのキャンペーンが行われています。
登録できるものはすべて登録しておきましょう。
ダイヤモンドステータスチャレンジ
ダイヤモンドステータスチャレンジが始まっています。
公式サイトからの予約が必要。例えば、楽天トラベル経由はNGです。
- キャンペーン期間は2023年2月15日~3月31日
- キャンペーン期間中に8泊でダイヤモンドステータス
- 最低宿泊金額は30ドル
- ダイヤモンドステータスは2024年末まで
ターゲットオファー、登録が必要です。
https://www.ihg.com/content/gb/en/deals/member-offers/diamondoffer
プロモコードは[10723」。入力を求められたときは使ってください。
ダイヤモンドステータスを保有していると、朝食が無料。
ホテル朝食は3000円くらいするので、かなりお得です。
また、アップグレードも対象です。
プラチナステータスチャレンジ
プラチナステータスチャレンジが始まっています。
公式サイトからの予約が必要。例えば、楽天トラベル経由はNGです。
- キャンペーン期間は2023月2月1日~4月30日
- キャンペーン期間中に2泊でゴールド、5泊でプラチナステータス
- 最低宿泊金額は30ドル
- ステータスは2024年末まで
プラチナステータスになるとボーナスポイント60%増量。
アップグレードも対象。ただしIHGのアップグレードは渋め。
クラウンプラザ京都やその他地方のクラウンプラザだと割とアップグレードがあります。
2泊に付き2000ポイント
期間中の宿泊2泊に付き2000ポイントのボーナス。
プロモコードは[24134]です。
https://www.ihg.com/rewardsclub/gb/en/offers/promoreg/
- 2023年2月9日~4月14日までの宿泊。
- ポイント数の上限なし
- 最低宿泊金額は30ドル
ポイント購入セール:最大100%増量
定期的に行われる、IHGのポイント購入セール。
ターゲットオファーで、80~100%増量になることが多いです。
IHGはまれにお得なポイント泊が出ることが多い。
その時のために3~5万ポイントを保有しておくとよいでしょう。
少しだけなら11000ポイント、多めに買っておくなら26000ポイント。
- キャンペーン期間は2023年2月8日~3月21日まで。
- 購入可能ポイントは年間15万ポイントまで。
- 5000ポイント以上で80~100%ポイントボーナス
- 11000ポイント、26000ポイントでレートが変わる
IHGと日本にあるホテル
IHGとは
IHGの正式名称はIntercontinental Hotels Group。イギリスに本部を置くホテルグループの総称です。
「インターコンチネンタルホテル」をはじめ、複数のブランドで5,300軒以上のホテルを運営しています。
- インターコンチネンタル (InterContinental)
- クラウンプラザ (Crowne Plaza)
- ホリデイ・イン (Holiday Inn)
- ホリデイ・イン・エキスプレス (Holiday Inn Express)
- ステイブリッジ・スイーツ (Staybridge Suites)
- キャンドルウッド・スイーツ (Candlewood Suites)
- ホテル・インディゴ (Hotel Indigo)
- EVENホテルズ (EVEN Hotels)
- 華邑ホテルズ&リゾーツ (HUALUXE)
- キンプトン・ホテルズ&レストランツ
- リージェントホテルズ&リゾーツ
赤字が日本にあるブランド「キンプトン」「インターコンチネンタルホテル」「クラウンプラザホテル」「ホリデイ・イン」です。
日本では 全日空(ANA)と業務提携して設立した「IHG・ANA ホテルグループ ジャパン」として日本各地にホテルを運営しています。
日本にあるホテル
2023年現在、日本には全部で45ホテルあります。
国内にあるIHGホテルを下の表にまとめました。カッコ内は開業予定年です。
北海道 | ・ANAクラウンプラザホテル千歳 |
・ANAクラウンプラザホテル釧路 | |
・ANAクラウンプラザホテル札幌 | |
・ANA ホリデイ・イン札幌すすきの | |
東北 |
・ANAクラウンプラザホテル秋田 |
・ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート | |
・ANAクラウンプラザリゾート安比高原 | |
・ANAホリデイ・インリゾート安比高原 | |
・ANAホリデイ・イン仙台 | |
信越 /北陸 |
・ホテルインディゴ軽井沢 |
・ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん | |
・ANAクラウンプラザホテル新潟 | |
・ANAクラウンプラザホテル富山 | |
・ANAクラウンプラザホテル金沢 | |
・ANAホリデイ・イン金沢スカイ | |
関東 | ・キンプトン新宿東京 |
・ANAインターコンチネンタルホテル東京 | |
・ストリングスホテル東京インターコンチネンタル | |
・ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ | |
・ヨコハマ グランドインターコンチネンタル ホテル | |
・インターコンチネンタル横浜Pier 8 |
|
・ANAクラウンプラザホテル成田 | |
・ホテル インディゴ 箱根・強羅 | |
中部 |
・ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋 |
ホテルインディゴ犬山有楽苑 | |
関西 |
・インターコンチネンタルホテル大阪 |
・ANAクラウンプラザホテル大阪 | |
・ホリデイ・イン大阪難波 | |
・ホリデイ・イン&スイーツ新大阪 | |
・ホリデイ・インエクスプレス大阪シティセンター御堂筋 | |
・voco大阪セントラル | |
・ANAクラウンプラザホテル京都 | |
・ANAクラウンプラザホテル神戸 | |
中国
/四国 |
・ANAクラウンプラザホテル岡山 |
・ANAクラウンプラザホテル広島 | |
・ANAクラウンプラザホテル宇部 | |
・ANAクラウンプラザホテル米子 | |
・ANAクラウンプラザホテル松山 | |
九州 | ・ANAクラウンプラザホテル福岡 |
・ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ | |
・ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル | |
・ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ | |
・ANAホリデイ・イン リゾート宮崎 | |
沖縄 | ・ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート |
・ANAインターコンチネンタル石垣リゾート |
IHGは他の外資系ホテルブランドと比べて、地方部にも多くあるのが特徴。
特に中国/四国地方にはほぼIHGのみ。マリオットやヒルトンはほとんどありません。
クラウンプラザホテル岡山に宿泊しました。駅地下で繁華街も近く、電車が見放題。とてもよかったです。
新千歳空港近くのクラウンプラザホテル千歳は、ホテルまでの直行バスが出ていて、非常に便利でした。
日本国内ではANAと提携
全世界にホテルを展開するIHGですが、日本国内ではANAと提携。
「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」として展開しています。
ANAが赤字となっているホテルは、ANAと提携しているホテルです。
後述します通り、ANAカードやANAの上級会員SFCを持っていると、ベネフィットがあります。
・宿泊料が10%引き
・朝食が無料
朝食が無料はうれしいですね。
夫婦2名でSFCを持っている家族は、大人2人が朝食無料になります。
2018年夏にはANAのステータス保有者へIHGの上級会員特典を付与、いわゆるステータスマッチがありました。
公式HPが2つ存在する
ANAと提携することで特典が多くなるのはうれしい。
一方で、ちょっとややこしいこともあります。
それは、公式HPが2つあること。
一つはIHGのグローバルサイト。
英語版が基本ですが、タブで日本語へ変更することが可能。
もう一つは、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンが運営するHPです。
どちらも公式HPなので、IHGのベネフィットは同じように受けられます。
ただ、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンで予約したホテルは、IHGの公式アプリにデータが反映されなかったり、変更できなかったり。
また、プランが異なるため、日本国内のポイント数が多いボーナスポイントパッケージはIHG/ANAのHPのほうに多くあるなど、プランの違いがあります。
IHG ONE REWARDS
IHG ONE REWARDSとは
IHG ONE REWARDSは、そのIHG系列のホテルで様々な特典が受けられるロイヤリティホテルプログラム。
外資系ホテルには類似のプログラムが準備されていて、FGP(Frequent Guest Program)などと呼ばれています。
日本のビジネスホテルにもありますね。例えば、東横INNには10泊泊まると1泊無料になる「東横INNクラブ」など。
IHG ONE REWARDSのステータス
IHG ONE REWARDSでは、毎年1/1〜12/31の宿泊数や獲得ポイントに応じてクラブ、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと4段階のステータスがあります。
クラブ会員
クラブ会員は、IHGリワーズクラブに登録するだけで得られる資格です。
じゃらんや楽天トラベルなどの旅行代理店から予約した宿泊との差別化ですね。
例えば、じゃらん経由で予約するとじゃらんのポイントが付与されますし、公式サイトから予約すると、以下の特典を得ることができます。
また、IHGは最安値保証を謳っていることから、公式サイトで予約したほうが確実に安くなります。
クラブ会員の主な特典
- 宿泊料金に応じたポイントやマイルの獲得
- ポイントを使った無料宿泊特典
- 無料インターネット
- 専用フリーダイヤルでの予約
- レイトチェックアウト14時まで
この中で意外と使えるのが専用フリーダイヤルとレイトチェックアウトです。
ホテルによって、公式には記載されていないオリジナルルームがあります。
例えば、熊本ならくまモンルームとか。
そういったリクエストをするには、専用フリーダイヤルが便利ですね。
シルバーエリート会員
10泊の宿泊すると、シルバーエリート会員になります。
シルバーエリート会員からポイントの有効期限がなくなり、ボーナスポイント20%がつきます。
シルバーエリート会員の主な特典
- ボーナスポイント20%
- ポイントの有効期限なし
ゴールドエリート会員
20泊の宿泊または40,000ポイントを獲得すると、プラチナエリート会員になります。
ゴールドエリート会員の主な特典
クラブ会員特典に加えて以下の特典が追加されます。
- ボーナスポイント40%
- プライオリティチェックイン
プラチナエリート会員
40泊の宿泊または60,000ポイントを獲得すると、プラチナエリート会員になります。
プラチナエリート会員になってうれしいサービスは、無料の客室アップグレードですね。
予約した部屋よりも良い部屋に案内されたときはとても嬉しかったです。
また、インターコンチネンタルアンバサダーに入会すると、IHGリワーズクラブのゴールドエリート会員資格が付与されます。インターコンチネンタルアンバサダーはIHGの中でインターコンチネンタルブランドのみに適用される、有料会員資格です。年に数回、インターコンチネンタルに宿泊する予定のある方は、検討する余地がありますね。私も入会しています。
ちょっと残念なのは、プラチナエリート会員になっても、「クラブラウンジへのアクセス権」はありません。
ホテルがメインの方にとっては、ちょっと残念かもしれませんが、上級会員が増えてもクラブラウンジが混雑していないのは一つのメリット。
ラウンジに行きたければお金を払えばよいですし、上級会員への開放がないおかげでラウンジが混雑するようなことはありません。
プラチナエリート会員の主な特典
- ボーナスポイント(60%)
- 客室保証サービス
- 無料の客室アップグレード
- エリート繰越宿泊
- アーリーチェックイン
ダイヤモンドエリート会員
70泊の宿泊または120,000ポイントを獲得すると、ダイヤモンドエリート会員になります。
70泊というと1年の1/5、毎週1泊でも足りません。長期滞在していないと難しいので、一般には120000ポイント獲得を目指すことになります。
ダイヤモンド会員になって最も大きな特典なのは朝食が無料になること。これは本当にありがたい特典です。ホテルによっては、本人だけだったり客室全員だったりと異なるので、要確認です。
隠れた特典として、プラチナエリート会員よりもグレードの高い部屋へアップグレードされます。
ホテルによって違いますが、プラチナ会員は一般の客室まで。
それに対して、ダイヤモンドエリート会員はスイートまでアップグレードされます。
一例はこちら。すべて体験談です。
インターコンチネンタルバリ
インターコンチネンタルバリでは、スイートに泊まったところ、アップグレードを受けられなかった代わりに、マッサージorランチを無料で頂きました。
インターコンチネンタルシンガポール
インターコンチネンタルアンバサダーのダイヤモンドエリート会員がインターコンチネンタルシンガポールに宿泊するときのアップグレード保証はこんな感じ。
赤字の部分がダイヤモンドエリート会員のみの特典です。
つまり、スイートに泊まりたかったら、グランドデラックスルームを予約すればよいですね。
クラブヘリテージ(キング&ツイン)
→クラブインターコンチネンタル(キング&ツイン)
→クラブグランドデラックス(キング)
→プレミアスイート(キング&ソファーベッド)
→ヘリテージスイート(キング)
→エグゼクティブスイート(キング)
ダイヤモンドエリート会員の主な特典
- ボーナスポイント(100%)
- アーリー・チェックイン
- グレードの高い部屋へアップグレード
- 朝食無料
手っ取り早く上級会員になるには?
そこそこお値打ちで、かつ優雅に旅行を楽しむなら、上級会員を獲得するのがお勧めです。
じゃあ、どうしたら簡単に上級会員になれるのでしょうか。
①ボーナスポイントパッケージを利用する。
IHGはポイントパックが準備されています。
IHGの上級会員になるには、これが最も簡単な方法です。
例えば国内だと、クラウンプラザホテル京都に5000ポイントパッケージ、クラウンプラザホテル長崎に4000ポイントパッケージがあります。
クラウンプラザホテル京都はエリート会員になると、高確率でリノベーションルームにアップグレードしていただけます。
海外だと、60ドルで宿泊できる5000ポイントパッケージがおすすめ。
バリ島のホリデイインエクスプレスや韓国のホリデイインエクスプレス等があります。
私はバリ島のホリデイインエクスプレスに宿泊したことがあります。
②インターコンチネンタルアンバサダーに入会する。
インターコンチネンタルアンバサダーはインターコンチネンタルのみの会員資格。
この資格にIHGのプラチナエリート会員が付与されるので、自動的に上級会員になることができます。
ハードルは、入会金25000円または40000ポイントと気軽に入会するには少し高いこと。
インターコンチネンタルへ泊まりたいと考えている方は、入会する価値はあると思います。
まとめ
インターコンチネンタルホテルズグループのIHG ONE REWARDSの仕組みについてまとめました。
ラウンジに無料で行きたい!という方はマリオットやヒルトンの上級会員がお勧め。
IHGは無料でラウンジへ行くことができません。
一方で、上級会員に無料で開放されないIHGのラウンジは、混雑しておらずとても快適です。
また、バリ島のようにインターコンチネンタルアンバサダー会員が一部の部屋に宿泊するとラウンジアクセスが付与されるようなサービスもあります。
こういったサービスはホテルオリジナルサービス。ホテルへ直接問い合わせるしかないです。
行ってみたいIHGのホテルはたくさんあります。一つはボラボラ島にあるインターコンチネンタルタヒチ。水上ヴィラに泊まってみたい。
ベトナム、ダナンにあるインターコンチネンタル ダナン サン ペニンシュラ リゾートへもぜひ行ってみたい。