海外旅行へ行くとき、現地の外貨はどのように入手していますか?

20年ほど前まではトラベラーズチェックを使え、なんて言われていた時代もあります。

一般的に多くの人が利用するのは、おそらくTravelexなど空港の両替所だと思います。日本円を持っていって、米ドルやユーロなどの外貨へ両替するのはわかりやすいですね。

ただ、空港での外貨両替は多くの手数料を取られていることをご存知でしょうか。

出張などで海外へ出かける頻度が高い方はもっとお得な技をご存知だと思います。今回は海外旅行が年に1~3回の方に向けて、海外ではどのような支払いがよい方法なのか、まとめます。

 

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日本円から香港ドルへの両替を例に比較する

 

香港旅行を例にとって考えてみます。

香港では現金(香港ドル)かクレジットカードで支払いします。

クレジットカードを利用する場合、サインまたはPINコードを入力するのは日本と同じです。

一方で、現金を利用する場合、日本円(現金)から香港ドル(現金)へ両替する必要があります。この両替は日本の空港での両替とクレジットカードによる海外キャッシングとでどれだけ違うのでしょうか。

 

香港ドルを利用するときの必要な日本円一覧

 

クレジットカード決済と日本の空港での両替、クレジットカードによる海外キャッシングが実際にどのようなレートになるのか比較してみます。

今回はわかりやすくするために、入手する金額を1,000香港ドルに固定して、日本円がいくら必要なのかをまとめました。空港はオンライン上で確認したレートです。日本の空港として選んだのは、私がよく利用する中部国際空港のTravelexと比較的金利が安い成田空港のGPA(外貨両替専門店)です。

 

購入額(香港ドル) 必要な現金(円)

(*2

キャッシングとの差額(円) 各種手数料(%) (*1 備考
空港 1,000 16,140 2,203 16.089 Travelex

(中部国際空港)

1,000 16,120 2,183 15.945 GPA

(成田国際空港)

海外キャッシング 1,000 13,937 0 0.247 繰上返済

(5日)

1,000 14,109 171 1.479 通常返済

(30日) (*3

クレジットカード払い 1,000 14,126 188 1.600 セディナ(VISA/

MasterCard/JCB)

1,000 14,130 192 1.630 三井住友(VISA/MasterCard)
1,000 14,181 244 2.000 AMERICAN

EXPRESS

(*1 各種手数料:空港は見かけ上の外貨取扱手数料、キャッシングは年利18%の利息、クレジットカードは外貨取扱手数料

(*2 すべて2018年5月5日時点のレート(1香港ドル=13.9031円)で計算。実際のキャッシングやクレジットカードは数日後のレートとなる。

(3* クレジットカードによる海外キャッシングを繰上返済せず、通常の支払日に支払った場合

 

クレジットカードによって外貨取扱手数料が異なります。アメックスは手数料が高いですね。

比較する中では、必要な日本円が最も少ないのは、クレジットカードによる海外キャッシングで繰上げ返済を行った場合ですね。次にお得なのもクレジットカードによる海外キャッシングで繰上げ返済なしの場合です。ただ、クレジットカードの場合には、カードのポイントが1%程度付きますので、実質で考えるとクレジットカードのほうがお得かもしれません。

クレジットカードによる海外キャッシングの利用方法はこちらをご覧ください。

 

ただ、海外キャッシングとクレジットカード決済との比較は、利用額に対して1%以内での話。空港での両替と比べると、キャッシングもクレジットカード決済もどちらも十分にお得です。あまり悩む必要はないでしょう。

 

逆に、海外キャッシングやクレジットカード決済には注意事項があります。これらを知らずにお得な方法を選ぼうとすると、あとで後悔することもありますので、よく理解しておきましょう。

 

クレジットカードによる海外キャッシングの注意事項

 

私自身の経験や知人から聞いた体験談をもとに、海外キャッシングをするときの注意事項をまとめました。

  • クレジットカードによる海外キャッシングは繰上返済が可能です。ATMでキャッシング後、クレジットカード会社へ情報が転送されるまで最大4日ほどかかるため、5日間の利息としました。繰り上げ返済しなくても次回のカード締日までの利息となります。
  • 多くのキャッシングの繰上げ決済は電話の申し込みが必要ですが、セディナカードのようにペイジー対応だとオンライン上で繰上げ返済が可能です。
  • クレジットカードを差し込むATMは、まれに吸い込まれてしまう(ATMから出てこない)ことがあります。
  • 多くのクレジットカードは、ATM利用手数料がかかります。キャッシング額によりますが、安いカードで108円、高いところだと432円。海外キャッシングはATM利用手数料が無料のセディナカード、ライフカード、JCBプロパーカードなどを利用しましょう
  • キャッシング利用枠を事前に確認しておきましょう。キャッシング枠を0円にしている場合や、ショッピング枠とキャッシング枠が合算のためにキャッシング枠がぎりぎりになっている場合があります。

 

 

クレジットカード決済の注意事項

 

クレジットカード決済は日本と利用方法がほとんど同じです。ただ、海外キャッシングと同様に海外ならではの注意事項があります。

  • 海外でクレジットカード決済を行う一番の心配はスキミングです。東南アジアばかりかと思いきや、クレジットカード先進地域のヨーロッパでもスキミングされます。私自身、スペインのバルセロナかマドリードでスキミングされた経験があります。私がスキミングされて不正利用されたときは、明らかに異常な利用だったためにカード会社が止めてくれたため、クレジットカードによる被害額は結果的にゼロです。ただ、新たなクレジットカード発行となり、引き落としカード変更が大変でした。スキミング被害を避ける方法はありませんので、海外決済用にクレジットカードを準備するか、スキミング覚悟で利用しましょう。
  • クレジットカード決済を行うとき、香港ドル(現地通貨)で払うか、日本円で払うかを問われます。そういう時は必ず現地通貨で払いましょう。現地通貨から日本円へ両替するときに5~10%の手数料を取られます。(勝手に手数料を上乗せされます)
  • 外貨取扱手数料はカード会社や国際ブランド(VISAとかJCBとか)によって異なります。一つ一つを記載するのは難しいですが、安い順にMasterCard→JCB→VISAです。MasterCardとVISAとで0.5%以上違うことがあります。外貨取扱手数料はAMERICAN EXPRESSは公開されていませんが、VISAMasterCardJCBは公開されています。興味がある方はリンク先をご覧ください。

 

 

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海外で支払うときに最適な方法

 

海外での支払い方法まとめ

 

上の香港を例にまとめた結果、海外で最も支払いする方法は、クレジットカードによる海外キャッシングをして繰り上げ返済です。セディナならペイジーを設定しておけば、ATM手数料がかからず、かつ旅行中に返済できるので便利でお得ですね。ペイジーを利用できなくても、ATM利用手数料がかからないライフカードなどでも十分に利用価値はあると思います。私はセディナJiyuda!を利用しています。

一方で、忙しくて繰り上げ返済ができない方は、クレジットカード決済が便利でお得です。スキミング被害だけは避けられませんが1%程度のクレジットカードポイントを獲得できるのでよいですね。

 

海外での支払い方法は大きく分けて2つがあります。なぜなら、クレジットカードのみの支払いは不可能だからです。

①すべて現金払い(両替所で両替 or 海外キャッシング)

②クレジットカードと現金払い(両替所で両替 or 海外キャッシング)の組み合わせ

 

この2つから、ご自身に合った方法を選ぶといいですね。

 

私の利用方法

私が海外旅行で支払いをするときは、このように行っています。

  • 基本的にクレジットカード決済
  • クレジットカードが利用できないときに備えて、クレジットカードによる海外キャッシングにて現金を保有

 

最もお得な海外キャッシングだけを利用しないのはなぜか。

それはクレジットカード決済は①利用履歴が残る②何かあったときに支払いを止められる、の2つの理由からです。これは、国内でも海外でも同じですね。スキミングのリスクと比較して、この2つがメリットがあると感じたんです。

 

 

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まとめ

 

両替所について、今回は日本で両替することを想定しました。東南アジアの場合、現地で両替したほうが手数料が少ないです。1か国ずつどこがよいのかをまとめるのはできませんが、どちらの通貨のほうが流通しているのか、どちらの通貨が求められるのかを考えるといいと思います。東南アジアは全般的に日本円のほうが強いので、現地で両替したほうがよいですね。

上記には記載しませんでしたが、空港での両替は日本円をそれなりに持っていかなくてはいけないというデメリットがあります。海外キャッシングは日本円も現地通貨も必要な分だけ持てばいいですからね。空港や駅、市街地、大きなホテルにはたいてい現地銀行のATMがあります。

ただ、ATMによっては、日本のクレジットカードを受け付けないこともあります。実際に中国では地銀ATMの多くが利用できませんでした。海外キャッシングは便利ですが、いろいろな方法で現金を入手できる方法をもっておいたほうがいいと思います。

 

 

 

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