【台風シーズン】欠航へのリスク対策を万全にしておこう!国内編

旅行へ行きたくなる夏休み。

2020年はコロナ流行の影響により夏休みが短くなった学校が多いですが、それでもやっぱり夏休み。

せっかく子供たちが休みになったりバカンスモードになったりと旅行に出かけたい時期です。

 

旅行に飛行機を利用する場合、どうしても付きまとうのが欠航リスク。

避けたいのはやまやまですが、絶対に避けられないリスクです。

これをどうやって回避するのか、リスクを軽減できる方法はないのか

 

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夏は平均3個の台風が日本に接近する

気象庁の発表によると、7~9月の台風は毎月4~5個発生し、そのうち毎月平均3個が接近します。

 

前後1日は影響が起きることを考えると、1カ月の1/4ほどは台風の影響を受ける計算に

3泊4日の沖縄旅行だと、行程のどこかは台風による影響が出る可能性が高いです。

 

台風の影響を無くすのは不可能

とはいえ、台風による影響、特に金銭面の負担は少しでも軽減したい。

金銭面の負担を軽減するアイテムは旅行保険。

いったい、どのような保険に入ったらいいのでしょうか。

また、どのような場合に補償を受けられるのでしょうか。

 

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旅行保険による補償の適用

どの旅行保険を選ぶのかを考える前に、補償の適用条件を理解しましょう。

補償の内容の違いは保険会社によってさまざまですが、適用のタイミングはほとんどが同じです。

 

旅行保険の適用条件について、遅延や欠航補償の適用有無を簡単にまとめました。

航空会社とはJALやANA、旅行保険とはクレジットカード付帯の保険や事前に加入する旅行保険をイメージしてください。

航空会社 旅行保険
自然災害
(台風、地震)
旅行開始前 航空券の払い戻し、変更 保証なし
旅行開始後 航空券の払い戻し、変更 発生した
食事代(、宿泊費)
機材トラブル、機材変更 旅行開始前 航空券の払い戻し、変更 保証なし
旅行開始後 航空券の払い戻し、変更
食事バウチャーなど
ホテル、交通費など
発生した
食事代(、宿泊費)

 

旅行保険が適用されるのは旅行開始後のみ。つまり旅行開始前にはなにも補償がありません

 

気になるのは「旅行開始前」の定義。

皆さんはここにある「旅行開始」とは、いつのことを指すのかわかりますか?

 

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旅行保険の適用期間を確認しておく

保険会社の保険やクレジットカード付帯の保険。

どの保険も共通して言えるのは、旅行が開始した後のトラブルに対して保険が適用されるということ。

 

例えば、飛行機に乗って沖縄へ行くとき。

補償内容はどのようになっているのでしょうか?

とても重要なことなので確認しておきましょう。

 

法令上の旅行開始(小ネタ)

我々消費者としては、家を出たら旅行は開始していますよね。

 

でも、法令上はそうではありません。

観光庁が2014年4月21日に公布した標準旅行業約款によると、個人手配による旅行開始とは「保安検査場を通過した後」ということになります。

「旅行開始後」の定義の明確化では、募集型・受注型企画旅行の取消料の備考欄に、旅行を開始したと判断するタイミングは、特別補償規程で定める「サービスの提供を受けることを開始した時」であると明文化。これにより、「旅行開始当日の解除」と、「旅行開始後の解除または無連絡不参加の場合」の取消料の適用が明確になった。

また、添乗員などによる受付が実施されない場合で最初の運送機関が航空機である時は、「乗客のみが入場できる飛行場構内における手荷物の検査などの完了時」を旅行開始の基点とする

さらに、特別補償規程の適用開始時点となる、航空機に係るサービス提供開始時の定義についても同様に明確化。ウェブチェックインがおこなわれている実情を踏まえ、添乗員などによる受付が実施されない場合で最初の運送機関が航空機である時は「乗客のみが入場できる飛行場構内における手荷物の検査などの完了時」とした。

 

国内線の保安検査場を通過するのは、早い方でも出発のおよそ1時間前。

リゾートマイラー
国内旅行の場合、制限エリアにあるサービスは少ない。
空港に着いていても制限エリア外でぶらぶらしますよね。

それに対して台風による欠航は23時間前には決まっていることが多いです。

大型台風だと、前日に欠航が決まります。

 

例えば、空港まで2時間かかるような遠方の方の場合。

空港へ向かっている道中で欠航が決まって、欠航を知るのは空港に着いてからになります。

つまり、旅行開始前に欠航が決まってるケースがあります。

 

保険適用期間は保険によって異なる

最近の旅行保険は、補償が充実してきています。

多くの旅行保険は、自宅を出発してからを旅行とみなし、保険が適用されます

これはとてもありがたい。

クレジットカード付帯保険も遅延するのが4時間以上であることが確認できれば、補償を受けられます。

 

ただし注意したいことは、保険で補償されるのは何かということ。

クレジットカード付帯の保険の場合、補償されるのは食事代。

それに対して、保険会社の旅行保険は食事代だけでなく宿泊費まで補償対象となっているのが強みです。

 

早朝便で前泊する場合。

最終便に搭乗する機材が欠航して翌日飛ぶことになった場合。

いずれもクレジットカードの付帯保険は宿泊費が対象外です。

 

保険会社の欠航補償特約を付ける場合は、旅行より数日前に申し込む必要があります。

例えば東京海上日動の国内旅行傷害保険は以下。

【国内旅行傷害保険】航空機欠航・着陸地変更費用保険金支払特約は国内旅行であればセットできるのでしょうか?
A
航空機欠航・着陸地変更費用保険金支払特約は航空機を利用する国内旅行の場合のみセットいただくことができます。また、本特約をセットいただく場合、旅行出発日10日前までにお申込みいただく必要があります。

 

飛行機が飛ばない!ホテルやレンタカーのキャンセルは?

キャンセル不可で予約したホテル。

事前払いしたレンタカー。

 

キャンセル料が必ず発生するプランで予約した場合、無断で行かなかったら当然キャンセル料がかかります。

ただし、沖縄など飛行機でしか行くことのできない地域の場合、飛行機の欠航でキャンセル料が免除されることがあります。

例えばbooking.com。

ホテル側へのQ&Aに書かれています。

返金不可の料金で予約したゲストからも、無料キャンセルのリクエストを受ける場合があります。

まだ設定を行われていない、かつ / または特定期間の終了後にゲストが弊社に無料キャンセルを求めてきた場合、キャンセル料金を免除していただけるかどうか、弊社カスタマーサービスよりご連絡差し上げることとなります。

 

つまり、予約者がキャンセル料が無料にならないかを相談した場合は、ホテル側の判断で無料になることがあるということです。

リゾートマイラー
絶対に無料キャンセルできる保証はありません。
私の経験では、沖縄の場合、欠航によるキャンセル料はかかったことがありません。

 

キャンセル不可での予約をキャンセルすることは、たとえ不可抗力であってもホテル側にとって大きな損失であることが事実

それも込みでのキャンセル不可プランですから。

天候のように自分の力ではどうしようもないときだけ、相談しましょう。

 

ちなみに私が良く利用するIHGの場合、予約総合デスク:0120 677 651 で対応していただけます。

日本国内ホテルのときは直接ホテルへ電話することも多いです。

リゾートマイラー
結局はホテルの判断が優先されるから。

 

悪天候に対する対策は?

対策①台風が来た場合は無理に出かけない

個人的な意見として、台風が来たら沖縄へ行くのはやめたほうがいいです。

もし飛行機が飛んだとして、沖縄へ行くと楽しめるのでしょうか。

  • 空は曇っていて、リゾート感なし。
  • ホテルから出られない。
  • マリンスポーツはほとんど楽しめない。

 

ホテルの一室にこもりたい方以外は、大金を払ってまで沖縄へ行くメリットはないでしょう。

子供たちもホテルの部屋でこもっていても退屈します。

大人でも外に出られない南の島はちょっと残念ですよね。

台風がどこにいるのかによりますが、近場で遊んだほうが楽しめると思います。

 

台風が来るかどうかは前日には推測できます。

私はYahoo天気の台風情報を見て判断しています。

リゾートマイラー
簡単に見れるのに、意外と精度がよい!

 

対策②キャンセルした場合の対策を考えておく

それでもどうしても沖縄へ行きたい場合。

キャンセルとなった場合どうするのかを考えておくのが大切です。

こちらが台風に限らず私が最低限考えるバックアッププラン。

  • 自宅~空港の移動手段(電車が止まった場合)
  • 行きの飛行機が飛ばなかった場合(別のことをする代替案)
  • 帰りの飛行機が飛ばなかった場合(1~2泊の延泊ができるかどうか)
  • 現地滞在中に台風に遭遇した場合(悪天候でもできること)

 

電車が止まったときはどうするのか。

私も空港へ行く電車が運休になって困ったことがあります。

その時はどうしても行きたかったので、タクシーで行きました。

タクシー代は普通に利用すると、高速代込みで18000円でした。

想定外の出費が厳しくて、交渉してかなりおまけしてもらいました。

行きの飛行機が飛ばなかったら何をするのか。

旅行のバックアッププランは大切です。

欠航して予定がなくなると、夏の思い出がなくなっちゃいますからね。

 

帰りの飛行機が飛ばなかった場合、家族が延泊しても大丈夫なのか。

最も安心なのは、翌日を休養日にしておくこと

そうしておけば、スケジュール調整がありません。

でもなかなかそんな都合よくは行かないのが現実。

もし欠航したらどうしようかを事前に考えておくとよいですね。

 

現地で台風で身動きが取れなかったときに何をやるのか考えておくのも大切です。

台風が通過する沖縄でできることはとても少ないですから。

さらに、レンタカーで移動できるレベルかどうかはとても影響があります。

リゾートマイラー
海は荒れているけど風があまり吹いていないレベルなら、遊べるレジャーは結構あります。

 

対策③帰りの便の欠航に備えて保険を考えておく

対策②を選択して、もし沖縄へ行けたけど帰りの便が飛ばなかったとき。

沖縄旅行が喜ぶ方は少数で、多くは困る方が多いでしょう。

 

特に困るのが延泊費用

延泊した時の食事費用や宿泊費用は大きな誤算です。

 

最初に述べた通り、機材トラブルだと航空会社の補償を受けられます

それに対して天候理由の場合は航空会社の補償がありません

(場合によっては、補償を受けられることがあります)

 

天候理由のリスクを回避するには、ご自身で旅行保険に入っておくことになります。

旅行保険は大きく分けて2つ。

旅行の都度入会する保険と、クレジットカード付帯の保険があります。

 

保険会社の国内旅行保険

その都度入会する保険会社の、国内旅行傷害保険。

ほとんどの保険は、住宅を出てから住宅に到着するまでを補償します。

 

例えば、東京海上日動の国内旅行傷害保険はこんな感じ。

国内旅行傷害保険の補償は、保険期間(保険のご契約期間)初日の午前0時から、末日の午後12時(24時)までの間で、かつ、ご旅行の目的をもって住居を出発してから住居に帰着するまでとなります(保険期間内であっても、住居(ご自宅)に帰着した時点で、保険の責任期間は終了します。)。

 

飛行機欠航や遅延の場合に食事代だけが保証されるクレジットカード付帯の保険と比べて補償範囲が広いです。

空港までの移動が多い方、早朝便利用で前泊する方、夜便を利用する方(欠航したら空港近くのホテルに主泊する方)は入っておくと良いかもしれません。

 

クレジットカード付帯の国内旅行保険

クレジットカード付帯の保険、国内旅行が対象にしたものは少ない。

その中で、補償を受けられるクレジットカードをご紹介します。

リゾートマイラー
私はdカードGOLDを保有しています。
dカードGOLD JCBゴールド
年会費(税込) 11000円 11000円
家族カード1枚目 無料 無料
保険適用 利用付帯 自動付帯
乗継遅延による宿泊・食事費用 2万円 2万円
手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 1万円 2万円
手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 2万円 4万円
出航遅延・欠航による食事費用 1万円 2万円

 

注意ポイントは利用付帯か自動付帯か。

自動付帯はクレジットカードを持っているだけで適用される保険です。

対して、利用付帯は旅行代金をクレジットカードで支払いした旅行が対象です。

 

自動付帯という点で最も最強なのがJCBゴールドカード。

クレジットカードだけで賄いたい方はJCBゴールドカードが良いでしょう。

 

dカードGOLDは利用付帯だけど、docomoの利用料金が10%還元されます

dカード GOLDなら、ドコモのケータイ/「ドコモ光※1」のご利用金額
1,000円(税抜)につき税抜金額の10%dポイントたまる
dカード GOLDにご契約いただくと、毎月のドコモケータイおよび「ドコモ光」ご利用料金の10%ポイント還元いたします。

リゾートマイラー
docomo利用者は持っておいて損はないカードですね。

 

クレジットカード付帯保険のお得な入会方法

お得に入会する方法をまとめました。

dカードゴールド

ポイントサイトに広告あり。

ポイントサイト経由で申し込むと、各ポイントサイトで還元を受けられます。

2020年6月20日時点のポイント数はこちら。

1200025000ポイントの範囲で変動しているので、今は比較的高めなポイント数です。

ちょびリッチ 23,500 円
ECナビ 23,500 円
ポイントインカム 23,500 円
Gポイント 23,500 円
ハピタス 23,500 円
ワラウ 23,500 円
ポイントタウン 22,000 円
モッピー 20,000 円

 

ポイント数は常に変動するので、ご自身で最新ポイント数を確認してください。

ポイント数が同じなら、私はポイントインカムかポイントタウン、ECナビを利用することが多いです。

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ポイントサイトは怪しいイメージがありますが、ここに上げられるサイトはどこも有料サイトです。

 

多くのポイントサイトは、現金や電子マネーに交換できるので、実質年会費が初年度無料どころか、2年間無料になります。

 

JCBゴールドカード

インターネットからの通常入会で13500円分のポイントプレゼント。

タイミングによって異なりますが、現在のキャンペーンはこんな感じ。

  • インターネットからのゴールドカードの新規入会で、もれなく2,000円分のJCBギフトカードプレゼント
  • 家族カード新規入会で最大2,000円分のJCBギフトカードプレゼント!
  • カードご入会後、お友達紹介で最大4,000円分のJCBギフトカードプレゼント!
  • スマリボ同時登録&利用で、もれなく最大5,000円分キャッシュバック!
  • キャッシング枠セット&ショッピング利用で、もれなく500円分キャッシュバック!

 

入会してからお友達紹介をするのはちょっと厳しい。

それ以外は達成できそうですので、9500円ほどポイント還元を受けられそうです

 

欠航リスクへの備えまとめ

夏に沖縄へ旅行するとき、絶対に避けられない台風のリスク。

台風が来ているときは、潔く旅行をキャンセルするのが一番のリスク回避だと思います。

 

でも「この日しか休みが取れないから、どうしても沖縄へ行きたい」場合は、追加費用が掛かることに備えて旅行保険の検討をしましょう。

特に空港から遠い方。空港まで公共交通機関で移動する方。

まずはご自身のクレジットカードの国内旅行保険を調べておくとよいです。

リゾートマイラー
足りないところがあれば、追加で旅行保険に入ることを検討しましょう

 

追加するならSKY旅行保険がおすすめ。

3泊4日の国内旅行なら、1200円程度で加入できます。

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